By / 植物を簡単に、暮らしへ取り入れる方法 swag making スワッグという言葉をご存知でしょうか。英語では花飾りとか、垂れ下がるなどの意味があり、主に、植物で作る壁飾りのことを指します。植物の束を作り、吊り下げて飾るとスワッグになります。なので、とっても簡単だし、誰にでもできます。これまでにドクダミやヨモギなどの雑草を採取して洗って逆さにぶら下げた経験のある人なら、既にコツは掴んでいると思われます。もし自家製茶や薬湯用などに採取した野草を壁に飾るように干していたとしたら、それはもうスワッグと呼んでも良いんじゃないかと思います。色々な考え方もあると思いますが、植物を束ねて吊るして飾って楽しめたならスワッグとしての役割を全うしているといえます。 元々植物が好きで、木材や麻を扱う仕事や植木に関わる仕事をしていたこともありました。お花屋さんを見かければ、ちょくちょく立ち寄っては花やグリーンを買い、生活に植物を取り入れることを自然と楽しんでいました。ただ、花瓶に入れて飾るところまではいいんですがその後、水を取り替えることを忘れてほったらかし、気付いたら枯れてしまっていたなんてこともしょっ中。そもそも、花やツボミは大きいのに、それを真っ直ぐに保つ茎の細いこと細いこと。万有引力の法則で、頭が垂れ下がるのは時間の問題。せっかくお花を飾ってもすぐにダメにしてしまい、もう無くても良いや・・・と思っていた時期もありました。そんな頃でしょうか、スワッグの存在を知ったのは。買った花を花瓶に挿すのではなく、試しに束ねてひっくり返して壁に飾ってみたんです。 すると、良い状態のまま何日も保つことができしばらく経って乾燥したかなと思う頃に花瓶に入れると花もピンっと上を向いたままさらに何日ももちました。なにより花瓶に水を入れる必要もないので水を取り替え忘れる心配もないし、水道代も浮くしで、良いこと尽くめ。花瓶によってはバラバラと広がりがちになるし買ってきた花やグリーンとのテイストや大きさが合わず上手く生けられないことも。ところがスワッグにすれば、バランスが良いなと思ったところで束ねるので見た目にも良い感じです。あとは引っ掛けられる場所があれば良いだけ。植物を自分なりの感覚で束ねる楽しさと、植物を触った時に感じる質感や匂い、そしてその後の手間が殆ど必要ないことなどからすっかりスワッグの虜になってしまいました。 スワッグを作ることってなんて楽しいんだろう。この面白さを、もっと知ってもらいたい!そんな想いから、これまでに何度かスワッグ作りのワークショップを開催してきました。 カタチ良く整えたりとか、束ねる時のちょっとしたコツみたいなものはありますが、こうするべきみたいなスワッグ作りのルールはありません。 つまりスワッグは、誰でも簡単に植物と親しめて、暮らしに取り入れやすいツールでもあるんです。 お花屋さんで手に入る植物だけでなく、庭で育つ植物や道路傍などに生えている雑草、野生の蔓や野菜などを使うのも面白いです。色々な植物を組み合わせて、ぜひ自分なりのスワッグ作りを自由に楽しんでみてください。 現在募集中のスワッグワークショップ 詳しくはこちら 感想を送る